農産物

壱岐産米を使用した甘酒と、壱岐産大豆を使用した豆乳甘酒の開発及び販路拡大

壱岐産米を使用した甘酒と、壱岐産大豆を使用した豆乳甘酒の開発及び販路拡大

株式会社壱岐の華

長崎県壱岐市

【連携体】

  • 壱岐市農業協同組合

商品紹介

事業内容

これまで焼酎製造業に特化した製造販売を行ってきたが、今後は焼酎事業にとらわれず、当社にとって新しい顧客ユーザーに向けた商材の開発に取り組みたいと考える。
本事業では、壱岐産の米と大豆を使用して、飲む点滴としてブームにある甘酒の生産及び販路拡大に取り組む。新商品は2種類を考えており、一つは壱岐産米を使用した甘酒、もう一つはその甘酒と壱岐産大豆の豆乳を掛け合わせた豆乳甘酒である。新商品の原料となる米と大豆は、連携体となる壱岐市農業協同組合より提供を受ける。新商品の甘酒は、米麹の糖化工程で時間的制御を行うことで、「甘さひかえめ」を実現し、より健康的なイメージを持った甘酒を開発する。また、常温保存で1年間保存可能なものを開発したい。

事業実施体制

壱岐産米を使用した甘酒と、壱岐産大豆を使用した豆乳甘酒の開発及び販路拡大

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

甘酒は健康食品としての価値が全国的に高まりつつあるが、現在壱岐島内において健康志向の加工品事例は少なく、健康志向品としても新規性が見出せる。認知が急速に広がっている甘酒ではあるが、ユーザーのテイスト評価では甘すぎるという声が多い。当社としては、米麹の糖化工程で時間的制御を行うことで、「甘さひかえめ」を実現し、より健康的なイメージを持った甘酒を開発したい。

調査会社の調べによると、甘酒市場は2010年から6年間で約4倍に急増した。ここ数年は当社に対しても甘酒に関する問い合わせを各方面から受けており、甘酒ブームの到来を肌で感じている。当社のような麹を扱うメーカーにとって甘酒ブームの到来は、またとない好機である。

甘酒製造には高度な殺菌技術が必要なことから、当面は製造委託にて生産を行い、ブランド価値の構築に取り組む。近い将来は自社生産による製造販売につなげたい。自社生産開始後は、壱岐市農業協同組合と連携して更なる品質向上に努めると共に、他社からの製造委託の請負も視野に事業拡大を目指す。

製造委託先とは条件の話し合いが進んでおり、当社にも麹に関する技術的知識があることから、商品開発は早期段階で可能である。当原料は壱岐市の農業関連の取りまとめを行っている壱岐市農業協同組合から仕入れることで、供給の安定性は確かなものと考える。

地域活性化への波及効果

壱岐には健康志向の加工品が少ないことから、本事業の甘酒は新たな地域特産品としての流通効果が期待できる。島外での販路拡大を目指すとともに、壱岐を訪れる旅行者にも各販売店を通して購入してもらうことで、壱岐島内に新たな経済効果を生み出すことができる。豆乳甘酒は、伝統的な壱州豆腐と合わせて紹介することで、壱州豆腐の知名度向上にも寄与できると考える。
今後の販路拡大による生産数増加で、原料である壱岐産米と大豆両方の生産者への経済効果を生み出したい。特に豆乳甘酒用の大豆は生産者が限られていることから、販売量増加に合わせて農地契約等も行いたい。当社としても、甘酒部門を確立していく中で、新規雇用も検討したいと考える。

代表企業等の連絡先

株式会社壱岐の華
所在地:壱岐市芦辺町諸吉二亦触1664-1
電 話:0920-45-0041
FAX:0920-45-1855
HP:http://ikinohana.co.jp/

採択日:平成29年9月4日