農産物

有機甘藷を使用したオーガニックジャムの商品開発と販路開拓

 

株式会社アグリ・コーポレーション

長崎県五島市

【連携体】

  • Pserve株式会社

事業内容

当社は、長崎県五島市でさつまいも専門の農業を行っている。さつまいものJASオーガニック認証を平成30年3月14日に取得して以降、取引先からの引き合いが非常に強くなり、商品開発を積極的に行う必要がでてきた。
オーガニック認証を取得したさつまいもでかつ、オーガニック砂糖を使用し、「JASマーク入り」の付加価値を上げ、差別化された商品開発として、さつまいものオーガニックジャムの開発を行う。製造技術については、連携体のPserve株式会社を中心に試作や加工技術の開発及び改良を実施する。
商品化にあたっては、展示会に積極的に出展し、バイヤーのニーズを掴む他、リアル店舗で一般消費者からアンケート等を実施するなど市場調査を行う。
商品完成後は、自社ホームページで販売及び既存取引先へのPRを行う。また、新たな販路開拓のために連携体のPserve株式会社の販路支援をうけ、新しい問屋・小売店を中心に新規営業していく。あわせて、過去4年間行ってきた展示会への出展戦略を継続し、新規取引先を開拓する。

事業実施体制

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

五島列島産でオーガニック認証を原材料にしたジャムを島内で製造し販売している会社はない。県外で果物系のオーガニックジャムは存在しているが、野菜であるさつまいもを原材料にしたオーガニックジャムは少なく、また当社のように大規模農業法人で全国的に通年で販売できる会社も少なく新規性は高いと思われる。
特に「ジャムは甘いもの」と認識されているが、当社が開発するオーガニックジャムは、「甘いより美味しい」を目指し、原料のさつまいもの栽培技術にこだわっている商品のため新規性があると思われる。

近年はTPPや欧州連合との経済連携協定(EPA)など、食の国際間の物流が大きくなっており、安全が問題視され、安全・安心に対するニーズは以前に比べて格段に高くなっている。以前までは、国産・外国産といった見方が多かったが、最近では国産は当たり前になり、どの産地でどのような加工プロセスを経て出来上がった商品なのかといった消費者の見方は厳しくなっている。また有機栽培での農産物、無添加商品の市場も大きくなりつつある。

現在、さつまいもの栽培を行い、青果販売用、かんころ加工(おしゃぶー、ペット)、規格外品一次加工製品(ペースト)の3つの販売戦略をとっている。3つの販売チャンネルがあることにより、①一定した売上高、②通年での収入と従業員の確保、③加工による賞味期限の延長、④腐敗率低減、⑤利益率向上、⑥取引先増加などが実現している。
しかし、3つ目のペーストは青果販売用の腐敗率を抑えていることから会社の全体的な利益率の向上に影響しているが、一次加工品を卸しているため、ペースト自体の利益率が高いわけではない。そのため、一次加工製品のペーストを「製品から商品」にすることにより、更なる栽培面積の拡大につながり、売上・利益・従業員・設備投資と成長する。また、連携体のPserve株式会社は、今までにない新規の取引先や市場が広がるためシナジー(相乗効果)を見込める。

当社はおしゃぶーや一次加工製品のペーストを開発し販路開拓を行ってきた実績がある。その一次加工製品のペーストの技術向上、ジャムの商品化のために、支援を受けられる体制を整えている。
当社の栽培しているさつまいもを原料にするため、原材料の確保は容易で、自社工場を使用し、必要な機器は最低限そろっているため、量産体制も整っていることから実現可能である。

地域活性化への波及効果

設立当初から一貫して真面目な野菜作りや商品開発を続けていることが今日につながっていると確信している。その結果、Pserve株式会社と連携できることになり、五島列島を自然豊かな島から、関係機関からオーガニック島とよばれる一石になると思う。地域の5件のさつまいも農家との情報交換や、栽培面積を拡大することによる耕作放棄地の解消になる。雇用に関しても、この1年間で5名の雇用をおこなっているため、今後も続いて雇用創出につながる。

代表企業等の連絡先

株式会社アグリ・コーポレーション
所在地:五島市三井楽町濱ノ畔1937番地4
電 話:0959-84-2989
FAX:0959-84-2990
HP:http://www.osyaburi.jp/

採択日:令和元年7月1日