農産物

機能性表示食品認定による五島つばき茶リブランディング事業

機能性表示食品認定による五島つばき茶リブランディング事業

農事組合法人ごとう茶生産組合

長崎県五島市

【連携体】

  • 有限会社グリーンティ五島
  • 五島七岳ファーム有限会社

事業内容

機能性表示食品認定による五島つばき茶リブランディング事業五島つばき茶は、長崎県が主体となり、長崎県立大学、長崎大学、九州大学が共同開発したつばき混合発酵茶で、県が特許を取得。特許権等実施許諾契約に基づく製法で、ごとう茶生産組合が製造している。五島つばき茶は、血糖値上昇抑制作用・中性脂肪低下作用・コレステロール低下作用・体脂肪低下作用・抗酸化作用等の機能性に優れているものの、他のお茶と差別化ができず、販売に苦慮していた。
今回の事業では、五島つばき茶を機能性表示食品として届け出を行い、認定を受けた後に、新たな商品へリブランディングを行う。今回の機能成分の特徴である中性脂肪の抑制効果を表示したパッケージへの改良を行うと共に、味覚に更なる工夫を行う。機能性表示食品の届け出には、最終工程でティーパック加工適合製造工場での製造が必須であるため、本事業において申請段階での製造工程工場選定を行う。また、機能性成分の抽出加工研究を行う。

事業実施体制

機能性表示食品認定による五島つばき茶リブランディング事業

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

当組合は、有機農法JASの認定を受け、無農薬でのお茶の栽培を続けているが、国内で無農薬でお茶を栽培している農家の割合は少ない。無農薬のお茶と自然栽培のつばき茶で生成する五島つばき茶は、他にない商品として新規性が高い。

五島つばき茶の機能成分の特徴である中性脂肪の抑制効果に関する注目度は高い。バイヤーから、機能性表示の認定を受ければ商品を取り扱いたいという申し出を受けており、本商品の市場性は高いと思われる。

本事業で、機能性表示食品の認定を受けることができたら、同様のエビデンス及び申請内容で、内容量変更や、液体飲料水、サプリメント加工などの新商品への展開もできる。

機能性表示食品の認定については、各関係機関の協力により申請書提出用エビデンスは仕上がっており、 専門家の先進事例から、概ね12ヶ月以内でのスケジュールで事業完了できる見込みである。

地域活性化への波及効果

平成29年5月時点で、長崎県産品の機能性食品認定申請は許可されておらず、本事業で機能性表示食品表示が認められれば、今後の長崎県食品産業化に大いに貢献する認定申請事業であるので、他の食品製造業者、研究者への波及効果は絶大である。五島のツバキ葉と茶葉とを五島で製造加工できるようになれば、地域特産物を生み出し、五島地域の活性化に貢献することができる。また、原材料である五島ツバキや五島茶の知名度の向上やブランド化につながる。

代表企業等の連絡先

農事組合法人ごとう茶生産組合
所在地:五島市吉久木町1179-2
電 話:0959-72-4426
FAX:0959-72-4420
HP:http://tsubakicha.jp/

採択日:平成29年7月10日