五島産つばき油と天然塩を活用したボディソープの商品開発及び販路開拓

A SALON NEW YORK（エー・サロン・ニュー・ヨーク）

長崎県長崎市

【連携体】

有限会社タテイシ

事業内容

当社は東京、ニューヨークなどで経験を積んだ代表が長崎市に開業し、「優雅にそして洗練された」をモットーとしたスタイルを提供、オリジナルシャンプーやトリートメント等の物販も顧客には人気である。
しかし、新型コロナウイルス感染症のあおりを受け客足が減少、事業継続のため、国内外に向けたボディソープ等の物販の販路拡大が必要不可欠であると考え、今回の商品開発を企画した。
ボディソープの原料となる五島産の椿油や天然塩は、連携事業者である五島市の「有限会社タテイシ」のものを使用し、長崎県産の農産物をより多くに広め、地元農業・企業の活性化へと繋げることも考えている。
商品開発について、試作品の開発・パッケージロゴデザインは業者へ委託し、ボトリング・ラベル貼付等を社会福祉法人施設へ依頼する。自店舗や物産展等で配布、アンケート調査を行い、消費者ニーズに沿った開発を行った。
完成後は、本事業で製作したHPにて材料へのこだわりや製造工程を掲載し、既存のオリジナルシャンプーやリンスと同系のシリーズとして効果的にPRし、従来の販路を活用した販売、ECサイトでの国内外への販路開拓を目指す。

事業実施体制

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

五島産の椿油を含み、製造・販売している業者は存在するものの、五島産のきめの細かい希少な天然塩と純米酒を原材料とするボディソープは全国的に見ても少ない。
また、代表の経験と英語力を生かし、海外の商標登録も進め、国外向けショッピングサイトも構築する。外国人のお客様へは、「世界遺産の地五島の椿の花のエキス」と「日本文化」を織り交ぜた本商品は、国外の富裕層のお土産品や贈答品として喜んでいただけるものになると考える。

近年、ボタニカル（植物由来）商品への関心が高まっており、各メーカーがこぞってボタニカルをコンセプトにしたケア商品を相次ぎ発売し、ボタニカルブームは定着しつつある。
さらに社会、地域、環境等に優しいものを購入する消費行動を指す「エシカル消費」やサスティナブルの観点からも植物由来の商品は改めて注目されている。
本商品開発は、思わず手に取りたくなるような、よりオシャレなデザインパッケージとし、椿油の「効果」×「流行」で、男女問わず幅広い世代のニーズに沿うものを目指す。

商品化後は自社店舗を始め、既存商品の販路を活用した販売から始める予定である。さらに、当社オリジナルのECサイトを構築し、SNS等での広報活動を継続していくことで、全国へと販路を拡大していく。また、五島の島内のホテルや旅館などにも呼びかけを行い、当社だけではなく地域全体の活性化に貢献したいと考えている。
今回の商品開発完了後は、ヘア、ボディオイルも開発し、シリーズ、セット商品として国外への販路も広げる。連携体の有限会社タテイシの化粧品製造のノウハウを用いて、シリーズ商品の製造を依頼する予定である。

当社が、現在販売しているオリジナルシャンプーとリンスの商品開発と販売の経験を活かし、外部からの原料受け入れ可能の業者と意見交換を重ね、さらに顧客の意見を取り入れることで、ニーズに合ったボディソープの開発が実現可能である。
原材料の椿は、提携先である有限会社タテイシの持つ人脈により、地域農業者からの協力も得られることで、供給可能である。その他の原材料も入手先は自社努力により確保していることから実現性は高いと考える。