長崎産抹茶を使った軍艦島のガンショーくんカステラロールの開発

株式会社ユニバーサルワーカーズ

長崎県長崎市

【連携体】

有限会社茶友

事業内容

主な業務は軍艦島観光船の運航だが、軍艦島への運航は、各社1日2便と決められており、売上的には伸び幅に限度がある。軍艦島を訪れた顧客にオリジナルキャラクターのお土産を販売することにより、他では買えない高付加価値の商品として企業のイメージを上げようと考えた。長崎で一番有名なスイーツカステラと、長崎産お茶を使用することにより、長崎・軍艦島のお土産としての顧客のニーズを掴む。具体的には抹茶入りカステラを小分けのロール状にして食べやすく洒落た形にし、オリジナルキャラクタ、軍艦島のガンショーくんの絵柄入りの和紙でひとつずつ包装する。
軍艦島クルーズ、軍艦島デジタルミュージアムで軍艦島初のオリジナルキャラクター、ガンショーくんの画像、映像を見せることによって、そのキャラクターを使った話題性の高いお土産スイーツとして軍艦島利用の顧客に販売していく。また、軍艦島に興味がない客層に対してもガンショーくんのキャラクターをテレビ広告、ネット広告により最大にアピールし、軍艦島に興味を持つ動機付けを図る。

事業実施体制

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

軍艦島のキャラクターは、現在のところ、どこも作っていない。軍艦島のクッキーやラスクなどはあるが軍艦島のキャラクターを使用したお土産品も存在しない。(有)茶友は、一昨年より長崎県で唯一抹茶生産をしており、長崎産抹茶を使ったスイーツはまだない為、新規性は高い。

ここだけでしか買えないお土産、高いオリジナルデザイン性、地元色の強い魅力ある商品の、軍艦島ツア利用者のニーズは高い。見た目に話題性があり、長崎産食材使用により顧客も満足し、かつ美味であることで、お土産として購買意欲が高まり、顧客はリピートする。

キャラクターお土産スイーツの展開により、女性客、子供達にも人気となり、廃墟の島、軍艦島が明るい存在として人々の心にイメージ付けられ、観光地としての人気が集まる。軍艦島のガンショーくんは、その後も他のスイーツ展開やガンショーくんのストーリーを絵本にしたいと考えている。

連携するお茶製造業者からの抹茶の供給は問題がなく、軍艦島クルーズも集客が好調なことから計画売上高達成は確実に見込める。カステラ製造会社の長崎堂も実績があり、問題なく開発は可能である。

地域活性化への波及効果

「軍艦島のガンショーくん」のスイーツが、広く告知出来るようになると軍艦島クルーズに行く動機になり、顧客には当店にしかない特別なお土産として購買意欲が高まる。軍艦島のガンショーくんがTVCMなどで親しみが湧くことにより、軍艦島は明るい観光地として多くの人々にさらに支持を得て人気は高まる。お茶生産業者への効果としては、飲料としてのお茶の需要だけでなく、食品原料としての新たな分野での展開を構築でき、長崎県産のお茶のクオリティの高さを全国の顧客に広く認知させ、売上も上がる。