有限会社長田製茶
長崎県雲仙市
【連携体】
- 長田善昭
事業内容
近年、一般家庭のお茶離れにより、リーフ茶の売上は、小売、卸とも年々減少している。また、雲仙は多品種の農産物が栽培出荷されているにもかかわらず、専ら一次産業としての取り組みが中心である。これらの状況を解決し、付加価値の向上、販売力の強化を進めるため、雲仙茶と関連させて販売可能な新商品の開発をすることにより、カップリング販売を実施する。(有)長田製茶店舗で開設予定のカフェで提供する飲食メニューとしての販売と、レトルト商品の開発による単品販売、緑茶とのセット販売を実施。さらに、これら商品をネット及び贈答用の箱入りセット、ふるさと納税の返礼品などとして販売。
1お茶漬け、2お茶のグリーンカレー、3瑞穂の米:単品販売及び上記商品とのセット販売
また、販路開拓としては、県内・県外の各種商談会等への出展、及びネット販売等を行う。
事業実施体制
新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力
お茶漬けは、手軽で地元食材との親和性もよく、お茶を素材の中心においた商品は少ない。カレーに関しては、グリーンカレーの「グリーン」の部分に「お茶」を使ったものであり、商品の新規性は高い。「雲仙」の素材に限定した商品とすることで、PR効果も高くなり、他県のお茶及び同様の商品との差別化が図られるとともに、地域への波及効果が高い。
緑茶プラスアルファの商品、贈答用、通年において提供できる緑茶商品を開発することで、リピーター及 び緑茶ファン以外の消費者に対しても訴求力を持って対応できる商品とする。長期保存が可能な商品とする ことで、市内旅館や土産物品店などへ供給でき、当該事業者のニーズへの対応が可能となる。
レトルト化により、地元の生産物のPRを兼ねた販売や、アンテナショップ、ネット通販でも全国的に展開することが可能となる。さらに、生産者にとっても市場への新しい供給方法や販売形態が獲得できる。日本の緑茶との関連性を持たせた商品とすることで、海外展開の可能性も広がる。
原料となる農産物に関しては、連携生産者を通して、安定的に供給が可能である。商品化に必要な品質テストや成分分析、レシピ開発、パッケージなどに関しては指導を受けながら商品開発を進めていく。
商品は百貨店での催事、自社のカフェ、ネットで販売を行う。
地域活性化への波及効果
商品化により、「雲仙」ブランド価値を付けた地元の生産物を全国に発信することができ、農産物の販路拡大に寄与し農業者のブランド化と需要のすそ野拡大が実現できる。また「雲仙」の名前を全国・海外に発信することも可能となる。加えて地元産の農産物をレトルトによって提供し、当社の取引ルートを活用し卸販売する事で、地元農業者の安定経営に繋げていく。農産品として流通が困難だった、廃棄対象の農産品を活用することで、ロス部分を商品化することが可能となり、雲仙市農業者の売上向上も期待できる。
代表企業等の連絡先
有限会社長田製茶
所在地:雲仙市瑞穂町西郷戊 1436
電 話:0957-77-2203
FAX:0957-77-2279
HP:http://www.unzencha.com/
採択日:平成29年3月13日