株式会社スカルパ
長崎県長崎市
【連携体】
- 農家 個人事業主 大宮 松博
事業内容
本事業では、デザートとしてそのまま食べるびわやゼリーやジャムなどに加工する果肉とは違って、廃棄され利用されることのなかったびわの葉・種に着目し、連携体のびわ農家大宮氏を始めとする近隣の農家にこれらを提供してもらい、手軽に飲めるびわ茶の開発、販売を目指し、環境配慮型の木材を原料とした紙製飲料容器カートカンにびわ茶飲料を充填、製造し販売する。
商品化にあたっては、アンケート調査を行いながらニーズに合った商品開発を行い、商品PRのためのリーフレット、販路開拓のためのHPも制作する。
商品完成後は、下記の販路を活用し、販路拡大を図る予定である。
(1)当社の観光客向け販売施設とカフェでの対面販売。
(2)現在出品している販売サイトでの販売。
(3)当社ECサイトでのネット販売。
(4)過去に繋がりのあるバイヤーへのアプローチ。
(5)長崎県内、九州内の飲食店に対し販促活動。
(6)1年後の全国販売開始を目標とし、全国商談会・展示会に出展し商圏を拡大する。
■事業化予定:令和5年6月
事業実施体制
新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力
当社はこれまで、観光客をターゲットとした店舗でのBtoC販売を主としていたが、今回飲食店をターゲットとしたBtoB商品の開発は、新たな取組みである。
今回新たに環境配慮型の紙製飲料容器「カートカン」を採用し、「開封して直ぐに飲める」「外出先で持ち運び可能」である訴求ポイントと「環境配慮型容器」「障がい者就労支援」の社会課題解決のポイントを訴求した商品として、新しいチャネルを対象とする。
当社は家庭での飲料を従来のターゲットとしていたが、今後は外出時、飲食店での提供という新しい市場を開拓し、びわ茶の可能性を拡げていく。
飲料に対する健康志向の流れをキャッチアップし、びわ茶の健康への効能をキーテーマとしてプロモーション戦略を行うことで、更なる成長が見込まれる分野であると考える。
びわ関連製品を長年販売してきたが、対面販売からECサイトでの非対面販売の取組みも開始している。過去に全国規模の商談会にも多数出展した経験から課題として抽出されたコンビニエンスストア等で提供可能な紙製飲料容器「カートカン」によるびわ茶の提供方法を新たに取り入れることで、新たな市場を取り込むことが可能と考える。
地域活性化への波及効果
従来廃棄されていたびわの葉、種等を活用し、びわ茶への加工を推進する事で、地域の農業従事者への経済的な支援を行う事が可能になる。
また、地域の障がい者就労支援施設と提携して製品の生産を委託することで、新たな就労の場を提供、職種開発等地域経済活性化の起爆剤にすることやモデル事業として他の地域への横展開も可能である。
さらに、廃棄されていた原材料を使用する環境負荷が低い商品として、SDGsを意識する消費者にも訴求したい。地域の飲食店や宿泊施設での販売に取組む事で、地産地消の推進や地域経済の活性化にも寄与する事ができると考える。
代表企業等の連絡先
株式会社スカルパ
所在地:長崎市岩川町2-3 池田ビル5F
電 話:095-844-0338
FAX:095-844-0348
HP:http://www.scarpa.co.jp/
採択日:令和4年5月27日