農産物

壱岐島発 安全安心の島外向け土産品 壱岐牛コロッケ

壱岐牛の「ゴロッとした食べごたえ、トロッっとした舌触り、細切れ肉による肉の旨み」を実現しました。また、従来から壱岐島内で栽培されてきたジャガイモ(男爵)に加えて、連携農家が海沿い急傾斜地で栽培するジャガイモ(インカのめざめ)を使用することで、橙色に近い濃黄色の鮮やかな見た目と、滑らかなねっとりとした舌触りのコロッケです。

株式会社湯本きばろう会

長崎県壱岐市

【連携体】

  • 橋本 英子
  • 白川 政俊

商品紹介

事業内容

壱岐市湯本集落は温泉を目当てに訪れる観光客のほか、壱岐の観光名所である猿岩と辰の島の中間部に位置しており、当集落を通過する観光客も多い。しかしながら、当集落や周辺には、気軽に観光客が購入できる特産品や土産品がなく、名物のウニ丼や刺身定食などは価格も比較的高くなることから、機会ロスが生じている。
そこで、集落内の料理人が中心となり、集落内の旅館・飲食店が使用する「壱岐牛」の使いにくい部位(スジ・細切れ等)を活用するとともに、近隣の農家と連携しジャガイモ(インカのめざめ)を栽培することで、「壱岐牛コロッケ」等の安全安心な島外向け土産品を開発・販売する。
商品化後は、海の駅「いき・湯がっぱ海の駅」にて、福岡都市圏等、島外からの来店者に対して試食・PRを行う。コロッケは真空冷凍し、冷凍商品として土産物・地方発送のほか、通信販売でリピーター需要を獲得する。また、福岡都市圏や首都圏での商談会に出展しPR・販路開拓を図る。

事業実施体制

壱岐島発 安全安心の島外向け土産品 壱岐牛コロッケ

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

当社は今回株式会社として、特産品の開発を全く新たな取り組みとして行うもの。また、主たる原材料すべてが島内産で、化学調味料や保存料等を加えない安全安心な商品であることも新規性があると考える。

湯本温泉の宿泊者だけで年間1万2千人以上、島内有名観光地への来訪者数は年間10万人以上あり、土産品・特産品を販売する潜在的な顧客数は大きい。無添加で調理した安全安心な土産品である点も昨今の市場ニーズに合致している。地方発送・土産用に冷凍でも販売することで、「中食」ニーズにも対応できる。

今回の「壱岐牛コロッケ」の開発・販売を軌道に載せた後は、共同仕入・加工の仕組みをさらに発展させ、アスパラ、ガンガゼ(ウニ)やサザエ、ブリ等を活用した加工品の開発・販売も検討している。 今回栽培するジャガイモは、海沿いの急傾斜地の耕作放棄地のような条件不利地でも栽培が比較的容易であり、農家の収入増と収入安定化、また耕作放棄地をこれ以上増加させない効果が期待できる。

加工拠点としては、「海の駅湯がっぱ」に、すでに調理・加工・真空冷凍用の機材一式が整備されているため、それら施設を賃借し使用する。ジャガイモの栽培についても、海風が当たる高台の赤土の畑において、試験栽培を行った結果、栽培が可能なことが確認できている。本年度及び来年度の加工・開発に用いるジャガイモの調達については島内で既に確保の目処がたっており、販路開拓に伴い更に増産を図っていく。

地域活性化への波及効果

今回栽培するジャガイモについては、収穫時期・栽培時期に比較的融通が効くため、水稲栽培やアスパラガス栽培の閑散期にジャガイモ栽培に従事することも十分可能であり、繁閑の平準化が期待できる。あわせて、海沿いの条件不利農地でも栽培が可能で、比較的単価の高いジャガイモの栽培が軌道に乗ることで、農家の栽培品目の多様化と収益の安定化にも度効果が期待できる。今回の安全安心な土産品である壱岐牛コロッケの開発・販売により、手頃な価格での土産品購入が可能になり、観光客の満足度向上と、地域への経済効果が期待できる。

代表企業等の連絡先

株式会社湯本きばろう会
所在地:壱岐市勝本町湯本浦 26-39
電 話:0920-43-0755
FAX:0920-43-0755

採択日:平成29年11月15日