農産物

未利用資源「イチョウの端材」活用による「癒しの食器」づくり

未利用資源「イチョウの端材」活用による「癒しの食器」づくり

森永材木店

長崎県南島原市

【連携体】

  • 本村林業

商品紹介

事業内容

未利用資源「イチョウの端材」活用による「癒しの食器」づくりイチョウの木は殺菌作用、薬用効果があり、アレルギー反応も低く、油味があり水はけがよく、材料も均一で加工性に優れ、歪みが出にくい特質を持っている。本事業においては、これまでに培った「イチョウの木」の安定調達力と加工技術を活かして、「癒しの食器」を開発して、市場展開を図っていきたい。高齢者向けの記念品、どぶろく用の木杯、民泊事業の参加者への記念品等を開発し、島原半島に訪れる観光客が家族や知人等に贈るための商品として展開を行う。また、「アレルギー反応が低い」という特徴を生かし、観光客だけでなく、高齢者や小さな子供向けに安心して使える食器としても市場展開を図りたい。販路開拓としては、島原半島内に陳列して販売をする他に、木の温もりを大切にする既存顧客層を対象に、木目を全面に打ち出した「イチョウの木を活用した癒しの商品」等関連商品を、イチョウのまな板の姉妹品として紹介する。

事業実施体制

未利用資源「イチョウの端材」活用による「癒しの食器」づくり

新商品又は新役務の内容とその市場性・競争力

当店の商品は、イチョウの木を素材にしている点に新規性があり、個人名を印字して、世界に一つだけの商品を贈答することができる点が特徴である。また、イチョウの木を原材料とする実用向けの「殺菌作用」「薬用効果」のある素材の市場展開は、初めての取組と言える。

イチョウの木を素材として制作した「薬用効果・殺菌作用」のある商品は、愛好家から絶大な支持を得られるものと推察できる。また、南島原市がキリスト教遺産の世界遺産登録を目指している中で、地域をアピールする新たな特産品として、市場に受入れられる可能性を秘めている。

  1. 「癒しの食器」は、高齢者層の自宅における団欒と、旅行時の記念品として活用されることを目的としており、市場成長性は高いものと推察できる。
  2. どぶろくは県内唯一の「どぶろく特区」として認定されており、今後の成長性は高い。世界遺産登録の機運も高まっており、土産品としての成長性は高いものと考えられる。
  3. 林業の経営改善を推進して行き、市場反応を見ながら、開発を進めていく事が可能である。
  4. 個人名を印字することが可能であり、インターネット通信販売等で全国向け市場展開が期待できる。

産地は九州産(長崎)で安心、安全性の確保が最優先されるため、本事業を通じて公的機関の公認を得る方向で、一層の商品信用力アップを実現したい。

地域活性化への波及効果

未利用となっているイチョウの木の端材を利用することで、資源の無駄遣いを改善できる。また、島原半島に豊富な樹木等の間伐材を原材料とする、姉妹商品を開発する事により、林業経営者の経営改善の新たなヒントとなり、類似商品の開発と雇用が期待できる。地域資源と関係者の製造加工ノウハウを連携させる事により、地域経済の活性化を推進して行きたい。

代表企業等の連絡先

森永材木店
所在地:南島原市有家町山川1224
電 話:0957-82-2471
FAX:0957-82-2847
HP:http://morinagazaimokuten.com/

採択日:平成27年12月1日